Tom Fielding Golf School Japan
基礎理論。 (はじめに) ゴルファーが上達する為に何をすべきかという情報はとどまるところを知りません。ゴルフ雑誌は、何をどう練習すべきかというヒントで溢れ返っています。目にしたこと全てをやってみようとしたら、毎日数百時間の練習が必要でしょう。上達しようと思っているゴルファーにとっての本当の問題は、練習に費やせる時間を如何にしたら効果的に遣うことが出来るかということです。これは難しい様に聞こえるかもしれません。確かに、これはたやすい事ではありません。ただ、間違いないことは、もしゴルフの練習がシステマティックでない場合、最善の場合でも、上達は行き当たりばったりの結果でしかありません。残念ながら、多くのゴルファーが練習時間の大部分を浪費しているというのは事実です。さらに悪いことには、ゴルファーが常時さらされる山ほどのヒントや理論等により混乱を招いています。貴方が必要とする情報を取り出すため、これらの情報をどうやって選別しますか? 上達パズルの数多くの構成部品を一つにまとめることが必要です。一人一人によって、解決策が違うことを理解することが大切です。一般原則が個々のゴルファーに対し個別・特別的に適応される必要があります。 正しい練習を裏打ちする2つの基本概念(キーコンセプト)があります。一つは、如何なる要素がよいゴルファーを生み出すかという知識です。風車はこれを図示しています。もう一つは、いかにして技術を上達させるかという知識です。ひとりのゴルファーの技術を上達させる為にふたつの上達モデルを述べてみましょう。各個人の練習プログラムは、これらのモデルに沿って開発することが出来ます。 (風車) 如何なるスポーツにおいても、競技者の成功は4つの要素により決まります。ゴルフの場合、これらの要素は、 = プレイヤーの技術的なレベル (個々のショットを如何にうまくプレイできるか) = プレイヤーの身体的な属性 (筋力、柔軟性) = プレイヤーのメンタルな技術 (集中力等) = プレイヤーの戦略面の技術 (コースマネジメント) ゴルファーは、これらの要素の一つあるいは複数が良くなるが故に上達するのです。正しいトレーニングは、通常トレーニングファクターと呼ばれるこれら4要素の改善に焦点を当てて参ります。ゴルファーの能力および上達とこれらの各要素との関係を後の風車に示します。 風車は、相互に接続された4つの三角形から成り立っています。それぞれの三角形は一つひとつのトレーニングファクターを表します。それぞれの三角形のサイズは、象徴的に重要な意味を持っています。技術三角形は他よりも大きくなっています、なぜならばこれはゴルファーの基礎ですから。正しいショットをする技術がなければ、その他は一切関係ありません。ビギナーは風車の外に位置します。トレーニングファクターが進歩するに伴い、矢印の方向、中心に向かって進みます。名手のレベルでは、4要素は合流し、ゴルファーは高度かつ調和的に発達した4要素を身につけています。 ゴルファーの上達のあらゆる段階において、各トレーニングファクターの発達度合いを示す風車上のポイントを見定めることが出来ます。仮にこれらの4つのポイントを線で結ぶと、これらのポイントで囲まれた面積がそのゴルファーの熟達の尺度となります。 あるトレーニングファクターが他のファクターよりも進歩が送れていることがありえ、この場合には、そのゴルファーの才能はアンバランスな影響を受けているということになります。各トレーニングファクターの進歩は連続的なプロセスではありますが、ゴルファーが通過していく過程には明確な段階があります。風車の腕の一つ一つはこれからの段階に区分することが出来ます。各段階の間の線は、進歩過程において通過する里程標と考えることが出来ます。これらの区分について次に述べます。
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トム・フィールディング
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